お魚イタリアンの「バルケッタ」

2009年4月27日

オーナーの小林 弘毅さん(右)とシェフの西山 哲平さん(左)先日当社のスタッフより“お魚トラットリア”を名乗るお店「バルケッタ」の噂を聞き、妻の茂子と行ってみることにしました。場所はイタショクからもすぐ近く、この日は21:00からの食事でしたが、遅くまで営業されているので安心です。お店のお料理はやはり旬の魚介、そして野菜が中心です。そうしたことから元々イタリアンが苦手だった年配客も多く、徐々に慣れて常連になる方もいるそうです。スタイリッシュな店内の様子。後日お昼にも行きましたが、私は夜の方が好みですお店冥利に尽きますね。サービスを担当されているオーナーの小林 弘毅さんが魚介系のイタリアンをオープンされたきっかけは、寿司職人だった伯父さんの影響があるそうです。そこで魚貝に興味を持ち、色々こだわりのあるお店にされたのです。料理担当のシェフの西山 哲平さんはスペインを含めイタリア修行4年の経験を持ち、北から南まで行かれたそうです。まだお若そうですが非常に腕が良く、仕入れの目利きができる方です。奥にある小さなピアノオフィス街にあるためお昼は価格設定を落としたカジュアルな雰囲気。夜は昼間の喧騒が嘘の様に静まり、店内はジャズが流れる大人のお店に変わります。やはり客層も随分変わるそうです。奥へ行くとピアノが置いてあります。小林さんのご趣味で、気が向いた時にはご自分で弾かれるそうです。
クジラペーストのブルスケッタ。メニューは魅力的なものが多く、悩んでしまいますもちろん肉料理もありますが、やはりこだわりは魚です。そこでこの日の料理は魚介系のみに絞りこむことにしました。まずは少し甘めに味付けされた、クジラペーストのブルスケッタ。そしてオキナヒメジのカルパッチョ 白ウドのピュレとからすみ和え添え。身はきれいなピンクがかり“ゴリュッ、ゴリュッ”とした歯ごたえが楽しめます。、オキナヒメジのカルパッチョ 白ウドのピュレとからすみ和え添え。実物は写真よりきれいです本当に旨味ある魚で、噛むほどにゆっくりと味わいが口中に染み込んでいきます。次はウニで和えた赤ムツの炙りとカブ レモンの香り。ムツとはノドグロとも呼ばれ、以前「アルチゴーラ」でも食べましたが美味しく、最近注目を集めている高級魚です。程よい大きさに切った身の表面をさっと炙ります。カウンターからこうしたシェフの調理が覗けるので、料理を待っている時間も楽しめます。ウニで和えた赤ムツの炙りとカブ レモンの香りノドグロはこの時期非常に脂が乗っているそうで、なんて柔らかい・・・。マグロのオオトロの様です。噛まなくても舌を動かすだけでとろけていき、そこにウニも混ざり融け合う。口の中で素晴らしいハーモニーを奏でるかのようです。私はまさか魚介系でここまで出来るとは思いませんでした。これを食べた瞬間から私は西山シェフにすっかり惚れ込みました。すこし大袈裟?
サン ミケーレ アッピアーノのサンクト ヴァレンティン アルト アディジェ ソーヴィニョン’07。文句のつけようがありませんワインはサン ミケーレ アッピアーノのサンクト ヴァレンティン アルト アディジェ ソーヴィニョン’07。ここは私の大好きなワイナリーの一つです。どのワインを取っても高品質で良心的な価格設定。味わってみるとやっぱり透明感あるきれいな造りです。ですが濃縮感もしっかりしておりソーヴィニョン独特のミントや柑橘系の香りの中に、花の蜜やパイナップルなどのトロピカルな香り。話をうかがっていると、どうも小林さんはソーヴィニョンがお好きなようです。やっぱり魚には白、そしてソーヴィニョンが合いますよね。
コチと菜の花のスパゲッティーニ からすみがけパスタはコチと菜の花のスパゲッティーニ からすみがけを選びました。菜の花は苦味が上品で旨味があり最高品質です。程よい大きさで切られた魚の身はそれだけでも美味しく食べ応えが有ります。そう言えばからすみを色々な料理に使われていますね。さぁセコンドは贅沢に、丸ごとアワビのグリルと万願寺唐辛子 木の芽の香りのバターソースです。丸ごとアワビのグリルと万願寺唐辛子 木の芽の香りのバターソース。アワビはたまに美味しくないお店で、高いお金を払わされることがあるので危険な食材アワビは柔らかく甘味があり、キモも美味しい。このキモの部分ですが、美味しくないお店もたまにあります。話を伺うと新鮮で活きが良い間に処理してしまうそうで、美味しい料理はやはりしっかりした下ごしらえから生み出される物なのですね。そしてこの料理に深味を与えるのがバターソース。これが全体に“ほわー”と優しく温かい風味を醸し、いつまでも余韻が残ります。
炙りつぶ貝とワイルドライスのリゾット それでも硬かったワイルドライス
アワビを最後の料理にしようと考えていたのですが、まだ食べられそうなので追加で炙りつぶ貝とワイルドライスのリゾットを注文しました。ケイパーとアスパラも使われ、具の炙り加減が絶妙で美味しさが際立ちます。ところでこの料理に使われているワイルドライスは北米原産で、インディアンが食べていた黒い珍しいお米です。かなり硬いもので一晩中水に漬け、そして30分火を入れてようやく食べられるそうです。ユニークな食材を揃えられているのですね。
カルヴァドスのジェラート 何かコニャックですがフランス語が読めないので何か分かりません・・・
食後酒を最後にご満悦の茂子最後はお酒の効いた大人の味のカルヴァドスのジェラートとコニャックで終えました。今回食事をして驚いたのは、採算を度外視しているかの様な最高の食材を揃えられていることです。まさに灯台下暗し、近くにこんな隠れた名店があったとは・・・。「ルーコラ」もそうだし、家の近くにも良いお店が色々ありますね。最後に小林さんが「今日はイタショクから社長さんが来られるとお伺いしていたのですが、若い方が来られたのですね」と一言。うっかり初めに名刺を渡しそびれていたこともあるのですが、私もまだまだ貫禄が足りませんねぇ・・・。
お魚トラットリア バルケッタ

お母さんを連れて旅行です。なんて親孝行なのでしょうP.S.お店の休みを利用して福岡の「ガシーヨ」で働かれている副島さんが、母娘二人の京都旅行に来られました。やはりせっかく京都まで来られたので、良い思い出を作って帰ってもらいたいと思います。私は京都の和食やイタリアンの美味しい所を紹介し、最後の夜は一緒に私のお気に入り「イル ランポ」へ行って来ました。私達は今回初対面だったのですが奇遇にも私と同年齢だということもあり、ガシーヨのことやイタリアンについてなど様々な事で盛り上って仲良くなる事が出来ました。これからもこの業界にいる者同士、仲良くやって行きましょうね!(写真は三人で仲良くしているところ。右から副島さん、茂子、副島さんのお母さん)
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