10月31日待ちに待ったオープン「東洞」

2008年12月22日

みんなで写真。左から茂子・赤松さん・木村さん・松原さん・北さん「アペルトゥーラ」、「NEST ワインバー」と人気店を経営されていた松原さんが、この度新しいお店「東洞(とうどう)」をオープンされました。久しぶりに本格イタリアン。いつもの「ダニエルズ」の赤松さん夫婦と共に、お祝いに駆けつけました。おめでとうございます! お店には入口付近までお祝いのお花がびっしりあふれています。ここは「美郷(みさと)」や「(うるう)」と同系列のマスターマインドグループになり、コンセプトは“蕎麦屋の息子が開いたイタリアン”。プロデューサーの金井さんお得意の、こうした和風の趣向が店の雰囲気や料理にしっかり反映されています。カウンターで料理をする北さんちなみに二番手のシェフである北さんと私達夫婦は以前「クチーナ オルソ」を経営されていた頃からの仲で、奥さんは茂子の友人です。古くからどちらのシェフの料理も知っている私達夫婦は一品一品味わうたびに、「これはどっちの料理かな。松原さんかな? 北さんかな?」とこそこそ声をひそめて話し合っていました。
和を重んじた二階の雰囲気 気心が知れ合ったカップルなら一階。これからのカップルがロマンティックな雰囲気を演出するなら二階といったところでしょうか?
一階のカウンター席ではシェフとの会話やその仕事ぶりが楽しめ、二階では洋を盛り込んだ落ち着いた京都の町屋の雰囲気を満喫できます。この日は四人で二つのコースとアラカルト。使い勝手の良いお店で、快くわがままにも応えてくださいました。やはりニューオープン、食器類のシルバーは傷一つなくきれいで光り輝いています。
イカのタルタル 長芋添え。本来はクルマエビだったのですが、アレルギーの私のためにイカに変えて下さいました バーニャカウダ風カルパッチョ
“茨城産仔牛のカルパッチョ フォンデュータソース シシリー産オレンジのハチミツ風味”肉のきれいなピンク色が一見サーモンのカルパッチョみたいまずは付き出しにイカのタルタル 長芋添え。少し酸味のあるタルタルは細かく刻まれたイカがイモと上手く混じり合い柔らかく、イカの甘さと風味が伸びます。そしてバーニャカウダ風カルパッチョ。魚はタイでコロコロした野菜と共に、ユニークなガラス板のようなお皿にたっぷり盛りつけられています。“茨城産仔牛のカルパッチョ フォンデュータソース シシリー産オレンジのハチミツ風味”。真ん中のイタリアンパセリに隠れている真っ赤な物はキャベツのビーツ漬け。ソースはヤギのチーズを使っているにもかかわらず、それほど濃くなく少し甘めで、ほんのり味わうタイプ。仔牛の味は中性的でこのソースを味わうためのようです。
“お米のサラダを詰めた丹後間人産白イカの大根ピューレソース ローズマリー風味”。長い名前ですが、どのような料理か想像でき易く良いと思います続々登場するアンティパストの締めは“お米のサラダを詰めた丹後間人産白イカの大根ピューレソース ローズマリー風味”。これはイカを丸ごと一匹工夫した料理。身をフォークで持ち上げると“プルプル”と震えますが、口に入れるとこれが頑固者! 見た目と裏腹なしっかりした噛みごたえは極端に言うと“ボリッボリッ”と鳴るほど。イカの繊細な甘味も含め、これは新鮮な素材の証です。
スカンピのフレッシュトマトスパゲッティー バジリコ風味。よくあるタイプのソースですが本当にに美味しかったです。何か秘密があるのでしょうか・・・? これはたまにある、思い出すとまた食べたくなる料理の一つですプリモのパスタはスカンピのフレッシュトマトスパゲッティー バジリコ風味。酸のあるフレッシュなトマトソースにスカンピの味わいが加わり、深味を出します。これほど大きなスカンピを見るのは初めてです。すごい、本当に美味しいソース。スカンピは食べる所が少ないですが、味は旨味が詰まっており濃厚なんですね。サルシッチャとポルチーニのリゾット。美味しかったのですが、それ以上に二段階の味わい方が驚きでしたこのタイプのソースはよくありますが、ここまで美味しいものは初めてでした。もう一品のプリモはサルシッチャとポルチーニのリゾット。まずはポルチーニの優しく温かい風味・・・、ですが香辛料の強いサルシッチャが口に入ると途端に料理が変わります。繊細な料理が突然野生味あふれる、まるで全く別の料理になるのです。二段階の楽しみ方ができ、味わいの世界が広がります。
リヴィエラのカステル デル モンテ ロゼ’06。うーん、正直イマイチ・・・この日は4人いるので3本もワインを開けました。まずは食前酒代わりにリヴィエラのカステル デル モンテ ロゼ’06。香りはバラや木イチゴでチャーミング。香りは良かったのですが、味わいは酸味が少なく平坦です。イマイチかな? ちょっと酸化の進んだようなエグ味も少し残るワインでした。二本目はマッテオ コッレジャのロエロ’05。きれいな造りでスミレなどのフローラルな香りの中に血とネッビオーロの高貴な香りを感じます。マッテオ コッレジャのロエロ’05。もったいないですよね、せっかく美味しいワインなのに正当に評価されないなんて味わいも柔らかなタンニンが甘く感じさせ、それが旨味へと変わるほど素晴らしく、バローロやバルバレスコと比べても遜色ないワインだと思います。ですがこれらのワインに比べ格下に捉えられているのか、価格もその分リーズナブルになります。飲む私達にとってはお買い得感あるワインですが、生産者にとっては素晴らしいワインなだけにもったいないことだと思います。
本日の鮮魚のうま煮 カニとハマグリのソース。カニの使い方がうまいです “牛ホホの赤ワイン“モンテプルチャーノ ダブルッツォ”煮 スパッツレとキャベツのカルボナーラ仕立て“
セコンドの魚料理は“本日の鮮魚のうま煮 カニとハマグリのソース”。この日の魚はキンメダイで、噛まなくても崩れるほど柔らかい身です。カニはほぐれて風味は弱めですが、食べているとこれがキンメの味わいを一層引き立てる最高の脇役。セコンドの肉料理は“牛ホホの赤ワイン“モンテプルチャーノ ダブルッツォ”煮 スパッツレとキャベツのカルボナーラ仕立て“。スパッツレはカボチャのピューレが入っており黄色く、小さなニョッキの様な味わいです。これを濃厚な味わいの肉と共にポレンタの様にして食べます。
“マスカルポーネチーズクリームを詰めたイチジクの赤ワインコンポート 甘いパルミジャーナチーズのクロッカンテ添え バルサミコソース”。長い、この名前は長い。平たいチーズが香ばしいです アッコルディーニのレチョート ディ ヴァルポリチェッラ’03。イタリア最高の甘口ワインの一つと言っても過言ではありません
マスターマインドの代表金井さん。確かにみんな奥さんは子供と同じと言ってもおかしくない世代です。ですが大丈夫です。金井さんも充分ちょい悪オヤジに見えますよ!最後のドルチェ“マスカルポーネチーズクリームを詰めたイチジクの赤ワインコンポート 甘いパルミジャーナチーズのクロッカンテ添え バルサミコソース”に、ワインを当社取り扱いアッコルディーニのレチョート ディ ヴァルポリチェッラ’03で合わせました。このワインは陰干ししたブドウを使いますが、独特の嫌な癖がなく綺麗な造りです。香りはまるで干しブドウそのもの。味わいは非常に濃厚ですがタンニンと甘味と酸味のバランスが良く、余韻が長いです。この日はさすがに4人いると色々飲めて食べられて良かったです。最近松原さんは体調を崩されたりしたので心配していましたが、料理がとても美味しかったので安心しました。最後に金井さんが「ここにいるのみんな、ちょい悪オヤジやなぁ。木村さんも北さんも松原さんも、すごい若い奥さんもらって!」と言っていました。そうですね、奥さんはともかく、ここはオヤジ達の経験を積んだ年季の入った料理を食べることが出来るお店です。
  • Cucina italiana 東洞
  • 京都市中京区東洞院通竹屋町下ル
    三本木五町目496番地3
  • TEL:075-212-5207
  • lunch:11:30~14:00
  • dinner:17:30~22:00
  • 定休:木曜
Cucina italiana 東洞

右が白石 拓海さん。いつもお世話になっています。左がゲンタロウ君。もう深夜12時なのに、何で彼はこんな遅くにコーヒーだけ飲みに来るんだ?P.S.帰りに「東洞」と同じ系列店の「閏」に寄りました。ここはイタリアンですがランチとディナーの合間、そしてディナー後の深夜遅くまでカフェやバーになります。私にとっては家から近いことと、スタッフの拓海さんが快く私の相手をしてくださるので最近よく顔を出しています。この日は偶然、以前オーパス ワン主催「サルヴァトーレ クオモ」の食事会で一緒だったゲンタロウ君に会いました。彼は受験生でコーヒーだけを飲みに来ていたのですが、きっと酔っぱらった私にさんざん迷惑をかけられたことでしょう・・・。(写真はスタッフの拓海さんとお客のゲンタロウ君)
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