地方色豊かなイタリアン「フード」

2008年10月 2日

日が差し込む窓には古いラジオが・・・先日東海地方でパスタマシーンの仕事があったため、少し足を伸ばしてパスタマシーン担当の松ヶ下と共に四日市のイタリアンへランチに行って来ました。お目当てのお店はリストランテ フード。ここはご夫婦で経営されている温かい雰囲気の気軽に入れるお店で、地元のお客が多いです。四日市というとあまりイタリアンの印象はありませんが、カジュアルな店内こちらはメニューを見ただけで、地元食材をメインに使った本格的な料理を提供されている事がわかります。オーナーシェフの大野さんはミラノを中心に3年間北イタリアで修行をされた経験をお持ちで、キッチンを担当。そして奥さんはホールを担当されています。もちろんご夫婦ともイタリアンがお好きで、時々京都にも食事に来られているそうです。
ジャガイモの冷製スープ オーソドックスなアンティパスト
ワタリガニの唐揚げ 花山椒風味。辛い物好きに加え、最近カニ好きになった私にはたまりませんランチコースはまずジャガイモの冷製スープから始まります。具をすくって食べながら飲むタイプで、スープスフォルマート、ズッキーニ、アスパラ、トウモロコシ、オクラが入っており具だくさんのスープです。暑い時期に出すと喜ばれるのでランチの定番メニューにされているそうです。前菜の盛り合わせはオーソドックスにナスのマリネ、自家製カモの燻製、ズッキーニのツナ巻き、そしてヴェネト地方の料理ペペロナートです。パンは大野さんがご友人より天然酵母をもらい、地元伊賀産の麦を使った自家製です。口の中で酸味をしっかりと感じるパンでした。こうしたこだわりと、地方色を感じられるお店は魅力的ですね。
四日市和牛・豚のラグー 手打ちショートパスタ ガルガネッリ。チーズをお好みで私の注文したパスタは四日市和牛・豚のラグー 手打ちショートパスタ ガルガネッリ。ガルガネッリは手打ちでしか作れない、シート状のパスタを丸めた特殊な形で最近人気があります。パスタ表面に付けられた筋はソースとの絡みが良く、ゆで加減は少し芯を残し歯ごたえがありました。ソースのチーズはアレルギーのお客への配慮から、好みでかけます。見た目からして柔らかな肉はやはり口の中で脂が優しくとろけていきます。チーズをかけた方が味に深みが加わり、より美味しかったです。
冷製フェデリーニ フルーツトマト バルサミコビネガー。料理だけでなくお皿にも工夫があります。松ヶ下のパスタは冷製フェデリーニ フルーツトマト バルサミコビネガー。バルサミコソースはすがすがしいさっぱり味で、暑い時期にぴったりの料理です。一見するだけではわかりませんが、お皿の真ん中にくぼみがありここにソースがたまります。フェデリーニをこれにつけて食べます。パスタの歯応えはプリプリですが、またプチップチッと切れる不思議?な食感でした。
カー ヴェンのヴァルテッリーナ スペリオーレ インフェルノ アルカルミネ ‘00ワインは良心的な価格で、面白味ある品ぞろえです。この日のワインはカー ヴェンのヴァルテッリーナ スペリオーレ インフェルノ アルカルミネ ‘00。ブドウ品種はキアヴェンナスカ。熟成8年物のワインで、初めには感じなかった熟成感が飲むにつれ徐々に現れます。バランスが良くきれいに年を経たワイン。味わいはお茶っ葉のような渋みを感じ、充分な旨味が染み出てきます。しばらく口に含んでいたくなるワインでした。
志摩イサキのポワレ 四日市産の桜ポークロース 夏野菜のグリル
セコンドの魚料理は志摩イサキのポワレ。皮の焦げ目はサンマやサバのように苦味を活かした焼き方で、身は柔らかくしっとりと魚のエキスが出てきます。付け合わせのカブラは甘く柔らかでした。セコンドの肉料理は四日市産の桜ポークロース 夏野菜のグリル。付け合わせは大ぶりに刻んだカブラ、ズッキーニ、ナス、ジャガイモ。肉、野菜共にこれ以上はないと思わせるほどきれいな焦げ目で、脂身の香りが良し! 肉は厚めで頬張ると口の中でたっぷりの肉汁が楽しめます。
ビアンコマンジャーレ メロンのスープ 大野さん夫婦。ご主人は少しシャイ?な方です
ドルチェはビアンコマンジャーレ メロンのスープ。ソースだけだと甘味が少なく、さっぱりした未熟なメロンのようですが、甘くとろける食感のビアンコマンジャーレと一緒に食べると料理としてのバランスが作られる、計算された一品です。大野さんはお店の立地が地方だということで、苦労することもあるとおっしゃっていました。例えばイタリアンと言うと、即「パスタ」というイメージ。そうしたことからメイン料理のセコンドを紹介するのも最初は一苦労だったそうです。ですが努力の甲斐もあり、今では本格的な料理を出すお店として定着し、自らの目標達成に近付いていると嬉しそうにおっしゃっていました。これからも頑張ってください!
リストランテ フード

言ってはなんですがかわいい女の子も多く、生徒さん達から「先生」なんて言われると嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか?P.S.フードへ行った前日は、京都府立大学でワインのセミナーを行っていました。参加者のほとんどが大学の学生さんで女性です。まだ20歳になったばかりの女の子達に囲まれてのセミナーは戸惑いもあり「ワインに興味なんて持ってくれるかな?」と心配していましたが、むしろ一般の参加者よりも熱心で沢山ノートをとっていました。試飲に移りアルコールが入るとみなさん楽しそうにしてくれて嬉しかったです。最後にワインの好みについてアンケートを取ると、軽めのキアンティよりもしっかりしたバローロを選ぶ人たちも多く「最近の若い人たちは舌が肥えているなぁ」と思いました。(写真は熱心にノートをとる学生さんたち)
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